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ゴーン社長、北米国際自動車ショーで今回のショーと今後の見通しについて語る

日産自動車社長のカルロス ゴーンは米国デトロイトで開催されている2012年北米国際自動車ショーでグローバルメディアセンターのインタビューに応じ、日産は2012年、過去最高のグローバル全体需要を前提に、米国市場で10%の市場占有率を目指し、攻勢をかけていくと語りました。

 

Q1. 日産が北米国際自動車ショーに出展するのは数年ぶりになりますが、自動車業界の状況と日産の今後の見通しについて教えてください。

A1.

今年、日産が北米国際自動車ショーに出展を決めたのは、当社が攻勢をかけていることの証です。2008年10月のリーマン・ショックによる金融危機は既に過ぎ去り、過去のものとなりました。自動車業界は金融危機の影響の大部分を払拭したのです。現在、自動車産業は再び成長に転じています。日産は今後の自動車市場の成長に大いに貢献できると信じています。今回、日産が北米国際自動車ショーに参加し、多くのイノベーションをご提案することは、今後の成長のための態勢が整っていることを物語っています。

 

 

Q2. 向こう数年間、日産は幅広い商品群を準備しています。今回、展示する「パスファインダーコンセプト」と「e-NV200コンセプト」の販売目標を教えてください。

A2.

これらはコンセプトカーですが、生産モデルに近いものに仕上がっています。コンセプトカーによっては、市販車として日の目を見ないものもありますが、将来的な装備やトレンドを代表しています。しかしながら、「パスファインダーコンセプト」と「e-NV200コンセプト」は今後のトレンドを予感させるだけではありません。両モデルとも市場投入を見据え、生産モデルに近いクルマを展示しています。

2012年は日産の米国事業にとって極めて重要な年となるでしょう。今年、当社は最も重要な新型車であるアルティマをはじめ、三つの主力商品の発売を控えています。本日ご覧いただいている展示車は、日産の新車攻勢の一端です。当社は、向こう2年間で約20もの商品発表イベントを計画しており、積極的な取り組みを続けていきます。米国で10%の市場占有率を達成するという目標は、私自身にとっても極めて重要なマイルストーンです。

2011年に米国で8.2%の市場占有率を獲得できてとても嬉しく思います。これは以前の水準に比べ、大きな進歩ですが、今後目指す10%は、日産が更に飛躍するための土台となります。

 

Q3. 北米国際自動車ショー直前に、ダイムラーも含めたエンジン生産の発表がありましたが、それについて詳しく教えてください。

A3.

ダイムラーとの戦略的協力関係は、発展を続けています。ルノー・日産アライアンスがダイムラーとの協力関係を2年前に締結して以来、ダイムラーとルノー、またはダイムラーと日産との間で数多くの共同プロジェクトに合意してきました。まずは欧州を中心に協業の余地を検討し、今後、徐々に地域を拡大していきます。

デカード工場におけるエンジン生産は、米国で行う協業プロジェクトの第一弾であり、極めて重要な取り組みです。日産のデカード工場でダイムラー車、日産車、そしてルノー車に搭載する共通エンジンを生産することは、戦略的協力関係の将来を想起させます。

3社はそれぞれ独立した会社のままで、独自のブランド、戦略、そしてアイデンティティを維持していますが、アイデンティティを混同させることなく協業することに成功しており、上々の滑り出しです。

 

Q4. 円高や欧州の信用不安等、自動車業界と日産にとっての逆風は?

A4.

生憎、円高は依然として2012年も日産を含む日系メーカーの足かせとなっています。当社は円高の影響を極力抑えるべく、数々の対策を講じ、円建ての売上とコストのバランスをとっていきます。

従って、ある意味、2012年は2011年より若干環境が改善されるものの、あるべき姿からは程遠い状態です。2012年のグローバル全体需要は記録を更新すると見込んでいますが、地域によって状況は異なるでしょう。BRICsと米国市場は引き続き拡大し、日本市場も前年に比べて増加が見込まれますが、2011年は日本が震災による大打撃を受けたため、回復するのは当然と言えます。

一方、欧州は低迷するでしょう。地域によって状況は異なるものの、日産は市場が縮小する中で、グローバル市場の成長に伴って欧州での販売を増やし、市場占有率を伸ばす見込みです。

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