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省エネ船、未来の大海原へ

日産自動車は30日、環境に配慮した新型の自動車運搬船「日王丸」を報道陣に公開しました。この船は国内の航路を受け持つ内航船で、完成車や部品のトレーラーを自走で積載する「RORO(ローロー)」というタイプの自動車運搬船です。

総重量11,400トン、全長約170mの「日王丸」は、企画を開始してから完成までおよそ4年、1月27日に進水式が行われました。最大の特長は、281枚の太陽光パネルや電子制御式のディーゼルエンジンなど、数々の省エネの工夫が盛り込まれていることです。

内航船として初めて太陽光パネルを搭載し、乗務員の生活空間で使う電力を賄ったり、船内の全照明をLED化するなど、省エネの仕組みを採用した背景について「日王丸」の運行を担当する日藤海運の内山智彦社長は、次のように語りました。

「日産自動車が技術の粋を集めて作った『リーフ』という電気自動車を開発している中で、物流の段階から我々が(エコに)貢献できないかと、今の技術を取り入れた次世代を担う船を作りたいと考えました。太陽光発電パネル備えた船はこれが国内で初めてとなります。自然の力を利用して少しでも省エネを図ることから、LEDは安全面と長持ちという観点から取り入れました。特に太陽光発電は、発電のために油を焚く量が減り、CO2の排出を減らせることで、(本船を導入したことが)サクセスになると言えます。」

この他にも船体に摩擦の少ない塗装を施すなど、燃料の節約を図っています。

「日王丸」の最大積載量は1,380台。これまでの2隻の内航船に加え、関東~近畿~九州航路を週2便運行します。

この道38年のベテラン、北星海運の佐藤保船長はこの新造船の舵取りを務めるにあたり、心境を次のように語りました。

「環境にやさしいということが、一番(の特長)だと思います。ソーラーシステムをはじめ、様々な面でこれからの産業界での先駆者として、充分役目を果たすことが出来ると思っております。これからさらに(自身の)技術、スキルアップの面でも頑張っていきたいと思います。」

「日王丸」は従来型の同程度の船舶と比較してCO2を約18%削減することができます。

日産は2010年末にも欧州域内での完成車海上輸送用の省エネ型自動車運搬船「City of St. Petersburg(シティ オブ セントピーターズバーグ)」を導入するなど、車両運搬船を順次省エネ型に入れ替えており、同社の中期環境行動計画「ニッサン・グリーンプログラム2016」の柱の1つである「カーボンフットプリントの最小化」に貢献することで持続可能なモビリティ社会の実現を目指していきます。

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