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ジュネーブに上がる狼煙

 

スイスで毎年開催されるジュネーブモーターショーは、各社から重要な発表が行われることで知られています。

お客さまのニーズが多様化していることに加え、自動車各社は競争の激化の中、他社との差異化という課題に挑戦しています。

日産の欧州、中東、アジア、インド事業を統括する副社長のコリン・ドッジは「ジュネーブショーは企業、商品のメッセージを得られる上で欧州で最も重要なイベント」と説明します。

今年は世界260のメーカーが出品し、3月8~18日の会期中には70万人の来場者が見込まれています。

出展内容を見るとエコカー技術は各社とも進んでおり、ある役員は「数ではなく、内容で勝負」の傾向が強まっていると言います。

3年前よりジュネーブショーでは「グリーンパビリオン」というエコカーとその技術を専門に展示するスペースを設けられており、今年は16車種の電気自動車やハイブリッドカーの試乗の場が提供されています。

日産テクニカルセンター・ヨーロッパの副社長であるジェリー・ハードキャッスルは、自動車業界の傾向として、技術開発に関わる経営判断の殆どはCO2削減の要素が原動力となっており、それら各技術のバランスが重要だと話します。

ハードキャッスルは、「我々はEV、ハイブリッド、プラグインハイブリッドの技術をもっており、将来は燃料電池も見据えていますが、これら多岐にわたるパワートレインをいかに活かすかが研究開発会社としての課題です」と述べています。

常務執行役員 チーフ・クリエイティブ・オフィサーの中村史郎は、「デザインの競争は年々熾烈になってきており、各社ともブランドの最前面にデザインを据えています。ブランドの表現手法としてデザインが重要になってきて、各社ともブランドの独自性を構築しようとしています。これはお客さまにとっては良いことですね」と語ります。

英国の自動車ジャーナリストであるジョージ・ファウラー氏は日産が出展した次世代の低燃費ハッチバック車のコンセプトカー「インビテーション」について、「これが未来の提案なら、ぜひ実現させてほしい。すばらしいクルマ。内装も秀逸。お客さまに『欲しい!』と思わせるものを持っています。先進技術も満載で、単なるコンセプトではなく、現実的なモデルということが評価に値します。サンダーランド工場で生産され、英国に2000人の雇用を生み出します。これは朗報です」と高く評価しました。

欧州においてナンバー1のアジアブランドになるという目標を日産は掲げていますが、市場シェアは過去最高の4%を超え、今まさに攻勢の狼煙が上がったと言えます。

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