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日産プリンス宮城販売株式会社 佐藤弘幸部長に聞く ~震災から1年~

日産プリンス宮城販売株式会社の佐藤弘幸部長は昨年の東日本大震災発生時、仙台市内の販売店(本店)の店長を務めていました。震災当日、佐藤部長は宮城県女川町で被災し、その後、数日会社と連絡が取れない状態となりましたが、復帰後は営業再開に向け、スタッフの先頭に立ってチームを率いました。

 

A 1年前の店舗の状況を教えてください

佐藤部長:

1年前の今時分ですと、まだ事務所もこちらに動かせない状態で、色々と模索していたところだったと思います。4月の始めになって、ここの本店はもう事務所の部分は使えないということで、向こうのタイヤ置き場のところに仮事務所を設けて、そこにストーブを3つ、4つ置いて、そこで作業もするし、お客さまもそこにご案内するというのが4月の段階でしたね。

それからお客さまはちょっとこちらには連れてこれないということで、外にプレハブを設けてお客さまはそこにいて頂くようにするなど、順番にやっていかざるを得ない状態でした。本店が一番早くそういう対応が出来たのではないかと思います。

 

A 御社の店舗にはどのような被害がありましたか?

佐藤部長:

お店は19箇所あって、その中で被災したのが多賀城店、塩釜店、石巻店、石巻湊店、気仙沼店の5箇所と、中古車のほうも石巻カーパレス、多賀城店の2箇所がやられたのですが、中でも特に石巻湊店という私が前にいたお店は津波の影響で残念ながら使えない状態になりました。

石巻湊店の12~13人の従業員は全員石巻店に移りまして、そこが今、非常に狭いところでみんなで一生懸命やっているところです。気仙沼店もそうなんですが、石巻店は津波の次の日から総出でとりかかって、早くお客さまの手助けをしたいということで、みんなで本社からの指示のない前に店長が復興に向けて動き出したという風に聞いています。

 

A:震災直後は中古車のニーズが多かったとのことですが、その後変化はありましたか?

佐藤店長:

場所によって色々だと思います。あの時は足がないので、新車でも中古車でもすぐにでもクルマが欲しいという状態でした。ですので、中古でもいいからいち早くクルマをお客さまにお渡ししたいと思って動き出して、全国からの協力もあって、それがある程度できたと思います。

今になって、多少落ち着いては来たのですが、例えば石巻地区や気仙沼地区とか仮設の住宅にいらっしゃるお客さまは、さすがにまだ新車というわけにはいかないだろうとか、まだ自宅がきちっと決まっていないのにとか色々な思いがあって、新車に手が出せない方がいらっしゃるのも事実だと思います。そんな中でいろんな中古が入ったために逆に悪い中古を手にされた方もなかにはいらしゃって、そういうお客さまは今の国の方策である減税や補助金などを使って新しい車にというお客さまも出てきています。

 

A 今日は平日にも関わらずお客さまがたくさん来店されていますが、何か取り組みをされているのでしょうか?

佐藤部長:

お客さまは多いです。まずお客さまにお越しいただいて、それから作業しましょうと。私どもが今やろうと思っているのは、お客さまにお節介を焼きましょう、これが我々の社長の指示でして、私たちはお客さまにいい提案をしましょうと。買っていただくだけではなくて、色々なクルマに関するお節介をいっぱいしましょう、そのしやすいところはどこなのというとここにお呼びして、クルマの作業をしながら保険など色々な面でお客さまにお節介を焼きましょうねという方向でやっています。常にお客さまを呼び込む活動というのを重点的にやっていますので、平日でも閑古鳥がなくようなことはどの店舗でも少ないですね。

 

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