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2011年度決算に関するゴーン社長インタビュー

 

11日に発表した2011年度決算の内容と今後の見通しについて社長のカルロス ゴーンにインタビューを行いました。

Q1: 先ほど、日産は2011年度通期の決算を発表しました。特に注目に値する数字を教えてください。また、この1年間の逆風を考慮すると、2011年度の業績をどう評価しますか?

ゴーン社長:

2011年度の業績には目を見張るものがあります。当社は過去最高の販売と成長を果たしました。日産は、東日本大震災とタイの洪水被害による甚大な影響にも拘わらず、グローバル販売台数を前年から65万台以上伸ばしました。従って、2011年度の拡販とグローバルな市場占有率の上昇が最も特筆すべき結果であったと思います。

2011年度の水準を上回る決算を発表した年も、これまでにはありましたが、この財務実績を過小評価しているわけではありません。むしろ厳しい経営環境を考えると、好業績であったと言えるでしょう。特に多額のフリーキャッシュフローを生み出した結果、健全な貸借対照表をもって2011年度を締めくくることができました。

 

Q2: 日産は大手の日本企業の中でも最後に決算を発表しました。自動車業界全体、また、他の日系メーカーと比較して、日産の2011年度の実績をどう評価しますか?

ゴーン社長:

日産は、競合他社を大きく凌ぐ業績を収めました。どのような逆風に対しても、日系メーカーの中では、日産はどこよりも素早く立ち向かったと思います。

とはいえ、国内だけでなく、グローバルの自動車業界においても、確固たる地位を獲得しなくてはなりません。日産は、グローバルでは好業績と言えますが、一部のメーカーは、当社を大きく上回る結果を出しています。ただし、これらの企業は、日系メーカーにのみ打撃を与えた東日本大震災と、特に日系メーカーの足かせとなっている円高といった逆風とは無縁です。これらの逆風がなければ、日産も遥かに高い業績を上げることができたでしょう。東日本大震災と円高の影響を受けない企業が特に高い業績を収めているのです。

従って、日産は、国内メーカーの中では卓越した業績を達成したものの、グローバルの自動車業界に照らすと、好調であったと思います。

 

Q3: 2012年度に入ってまだ一ヶ月で、時期尚早かもしれませんが、2012年度通期の見通しと、日産パワー88の進捗予想を教えてください。

ゴーン社長:

日産パワー88では、特に二つの目標に焦点を当てています。一つ目は、グローバル市場占有率8%の達成。二つ目は売上高営業利益率8%です。2011年度は激しい逆風にも拘わらず、当社のグローバル市場占有率は6.4%となり、連結売上高営業利益率は5.8%となりました。

2012年度はグローバル市場占有率と売上高営業利益率を更に伸ばす計画です。予算は、コミットメントかターゲットの達成次第で、6%から7%の売上高営業利益率を見込んでおり、2016年度末を待つまでもなく、8%を達成する準備を進めています。

また、2012年度のグローバル市場占有率は7%に近づく見込みです。こちらもまた、グローバル市場占有率8%達成に向けた重要な節目になるでしょう。当社には目標を達成する手段が揃っています。2012年度は数多くの新型車・新技術の投入を予定しています。日産はあらゆる地域で、足場を固めています。従って、2012年度はグローバル市場占有率8%と売上高営業利益率8%の実現に向けた、大きな節目の年となるでしょう。

2011年度の好業績と、この数年間に実施してきた投資をもってすれば、達成する自信があります。

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