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東風汽車有限公司 中村公泰総裁に聞く ~新ブランド「ヴェヌーシア」の販売状況と今後の事業計画について~


日産の中国における合弁会社である東風汽車有限公司の中村公泰総裁に、今年販売を開始した新ブランド「ヴェヌーシア」の新商品「D50」の販売状況および、今後の事業計画について話を聞きました。

Q1. 今年4月の北京モーターショーでは、「ヴェヌーシア」ブランドから「D50という新商品の販売開始が正式に発表されましたが、これまでの販売状況を教えてください。

中村総裁:

ヴェヌーシア D50

4月23日の北京モーターショーで76,800元(日本円で約94.7万円 *1元=12.3267円で換算)という大変刺激的な販価を発表いたしました。ついに日産が地場メーカーと同じ価格帯で戦うということで、業界に大きな衝撃を与えました。発売から1ヶ月が経ちましたが、約7,700台を販売しております。

この数字は中国地場メーカー、ジョイントメーカーの独自ブランドというカテゴリーで見ますと、彼らの最初の1ヶ月に対して、我々の数字の方が上回っていますので、非常に素晴らしい滑り出しができたのではないかと思います。

このブランド、あるいは、「D50」という新しい商品に大変期待をしておりますし、安心もしております。

 

Q2. 北京モーターショーでは、インフィニティの中国での現地生産も発表されましたが、この決定がなされた背景には何があるのでしょうか?

中村総裁:

東風汽車有限公司 中村公泰総裁

襄陽という中国のちょうど真ん中ぐらいに位置する場所にある工場でインフィニティのクルマを作ることにしました。

この工場は現在、東風日産のフラッグシップである「ティアナ」、そして高級SUVの「ムラーノ」を生産しているということで、我々の工場の中でも比較的高級車が得意な工場となります。

昨年、ゴーン社長から、この工場はルノー・日産アライアンスの世界30を超える工場の中のベスト2を頂きました。これはとりもなおさず、我々の工場がすでにルノー・日産アライアンスの中で素晴らしいポジションを占めているということを意味しています。

この工場には実は日本人の出向者が一人もおりません。日産のフラッグシップモデルを生産している工場でありながら、すべて現地の方にオペレーションを任して、かつこの素晴らしい成績を上げているということで、我々はこの工場の品質管理に大変自信を持っております。

必ずや、インフィニティのマザープラントである栃木工場をフォローして、素晴らしい品質のクルマを2014年から作り出してくれるのではないかと期待しております。

 

Q3. 今年1~4月の日産の販売は前年比13.6%増と日本メーカーの中でも非常に好調です。その理由をどのように分析していますか?また、今後に向けてどういう戦略を立てていますか?

中村総裁:

サニー

この成績を達成できた背景は2つあります。1つ目は我々の商品が中国のマーケットにピッタリあった、とりもなおさず、我々がそのつもりで作ったということです。

フラッグシップの「ティアナ」、そして大変販売が好調な「サニー」「ティーダ」のハッチバック、もうすぐ発売予定の「シルフィ」、この4車種はすべて最初に中国でゴーン社長が発表をしています。

これは我々の中国に対するコミットメントです。中国のマーケットが大事だから中国のお客さまに向かって車を作っている、そのクルマが中国のお客さまに受け入れられたということが我々の強さの1番ではないかと思っています。

2つ目は、残念ながら欧州の経済状況が良くないものですから、沿岸地域のマーケットについては多少スローダウンしています。しかしながら、中国政府が力を入れている中国の内陸部、あるいは西の方ですね、こちらにつきましては、昨年同期比で20%、30%という伸びを示しています。我々はこの内陸に非常に強いということを作戦にしておりますし、我々のセールスフォースはまさにこの需要がある内陸部に向かって仕事をしています。これが2つ目の我々の強さだと思っています。

「ヴェヌーシア」はこの需要が喚起される内陸で初めてクルマを購入される方をターゲットにしているクルマです。日産車も中国に向けて開発しておりますし、中国のお客さまのために作った「ヴェヌーシア」、この2つのダブルブランド戦略で2015年のマーケットシェア10%という非常にチャンレンジングなターゲットを目指して行きたいと思っています。

 

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