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「NV350キャラバン」開発者インタビュー 〜プロダクトチーフデザイナー 倉岡亨一〜

「NV350キャラバン」のデザイン責任者を務めるプロダクトチーフデザイナー(PCD)を務める倉岡亨一に、デザインの狙いについて話を聞きました。

 

倉岡PCD

今回のNV350キャラバンをデザインするにあたって考えたことは2つあります。ひとつは安定感を表現すること、もう一つはモダンなデザインにすることです。

フロント周りで一番やりかったことは、存在感のあるデザインにすることです。今回、パッケージングをかなり改善してもらって、結果的には競合車にかなり近いプロポーションとなっています。

シルエットがかなり競合車に近いので、あえてデザインとしては違うものを表現したいと思いました。

具体的には、フロントには「Angled Strut」グリルという縦の二つの柱が特徴のデザインを採用しました。あわせて、シャープな印象のヘッドランプを組み合わせて、存在感のある、そして一目で日産のNV350キャラバンだと分かるようなデザインとしています。

また、フロントのプランカーブは大きくラウンドさせて、競合車に対して50ミリぐらい後退させています。

 

サイドビューのデザインではクリーンでシンプルな、すっきりとしたデザインを目指しました。エンジニアと協力をして、ルーフサイドにあったドリップチャンネルをなくしてもらったり、フラッシュなウインドウイングラスを採用することで、極力ノイズになるようなラインを無くしています。

また、ボディサイドのキャラクターラインは、現行車や競合車はフロントからリアまで長いラインを使って、車を長く見せているのですが、新型ではあえてフロントとリアのラインを分断させたデザインとしています。これによって前後の形によるダイナミックを動きを表現することを目指しました。

リアビューは荷物の積載性というのが大切になりますので、大きくて四角いバックドアを基準とし、特徴的なキャラクターラインにより、競合車とは違うものを表現しています。また、リアコンビランプもお金をかけてキラキラとしたデザインとして、お客さまに気に入っていただけることを目指しました。

今回の新型では「タイガーアイブラウン」という新色を開発しました。トリプルユースを考えられているお客さまにとって自分の車をいかに格好良く見せるかは非常に重要です。そうした方に向けて、深みと渋みのある色として開発しました。

LCVにとってインテリアはとても大切だと思っています。つまり、運転手の方は1日の大半を運転席で過ごすということが多く、普通の乗用車に比べてもドライバーにとっての快適性というものがすごく大切だと考えていました。

4ナンバー枠という限られた寸法の中でインテリアをできるだけ広く見せてやる、できるだけ快適に過ごせるようにするためにはどんなデザインがいいのかということを深く考えました。

具体的にはNV200でも同じような手法を取っているのですが、インスツルメントパネルを大きく上と下で分けて、上側には黒、下側には明るいグレーとしています。1つの塊の印象のインストを上下2分割にすることで横方向の広がりを表現できるのではないかと考えています。

ドライバーのための快適性ということで、運転手の肘とか膝に近い部分は極力丸くソフトな形にして、ドライバーの方にとってのストレスを感じさせないデザインを目指しました。

NV350のインテリアで特に気をつけたのは、お客さまに耐久性やモノとしてのしっかり感を感じてもらえるようなデザインを心がけたことです。インストの樹脂部品をかなりラウンドさせてボリュームを持たせていたり、シートクロスも織物を使ってしっかり感のある素材を使っています。

耐久性があって、長く使えるということをお客さまがデザインから感じてもらえるといいなと思っています。

 

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