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「NV350キャラバン」開発者インタビュー ~チーフプロダクトスペシャリスト 八木則彦~

「NV350キャラバン」の商品企画責任者であるチーフプロダクトスペシャリスト(CPS)の八木則彦に、日産の商用車ラインナップの中でのこの車両の位置づけ、商品の特長について話を聞きました。

 

八木CPS

NV350キャラバンには弟分として、NV200バネットが、さらにその下にNV100クリッパーがあります。NVは「日産のバン」、3桁の数字は車両総重量クラスを表しています。

つまり、NV100は車両総重量が1トンクラス、積載重量は350kg、その上のNV200は車両総重量が2トンクラス、積載重量が600kgということで、車両総重量3.5トンクラス、積載重量が1.25トンまでカバーしているのがこのNV350キャラバンとなります。

欧州では昨年秋、NV400を発売しました。このクルマは、ルノーとのアライアンスモデルですが、顔周りはすべて変えた日産独自のデザインとなっています。(車両総重量)4トンクラスのバンということで、欧州ではこのクルマとその下のプリマスター、そして一番下をNV200がカバーしているという格好です。

北米では、NV1500、NV2500、NV3500の3タイプで市場をカバーしています。

NV350キャラバンはあくまでも商用車ですので、使い道のうちで一番大切なのは、ワークユースです。ただし、それだけでなく、ワークユースの基本性能を決して損なうことなしに、趣味やファミリーユースに使われるお客さまに対する機能も持たせた、トリプルユースの考え方で開発した車です。

新型NV350キャラバンのポイントは全部で4つあります。

1点目は燃費です。乗用車でももちろん燃費は重要ですが、商売で使われる車ですので、燃費の向上/燃料消費の削減は経費削減に繋がることから最も重要なポイントだと考えています。

2点目はデザインです。エクステリアデザイン、インテリアデザイン含めて、商売で使われるとしても、個人事業主の方は自分の仕事にプライドをお持ちです。そうした方にとって、クルマは仕事への誇りとプライドを表すツールとしても重要だと思っています。

3点目は荷室です。荷室についてはスペースだけではなく、使い勝手、つまり、いかにアレンジしやすいようなクルマにするかというところを考えました。

現行車から大幅に改善した点の1つとして荷室の長さがあります。今回のNV350キャラバンでは荷室の長さを現行車から200mm以上長くして、3050mmと、競合車を凌ぐ長さを確保することができました。これにより、今まで長物が積めなかったお客さまでも積めるようになりました。この部分につきましては、モノづくり部隊のミリミリの努力によって実現することが出来たと思っています。

荷室の中での売りのポイントの一つが、ラゲッジユーティリティナットです。キャップをはずすと中にM6のナットが埋め込まれています。このナットによってお客さまは荷室を自由にアレンジをしてお使いいただけます。商売でクルマを使われるお客さまの中には、商売道具や商品を積むにあたって棚をつける方が非常に多くいらっしゃいます。その棚を固定するときにあらかじめ、車体側にナットを埋め込むことにより、簡単に固定することができたり、商売で使う工具や商品を吊るしておくことができます。

もう一つのポイントが、5:5分割のセカンドシートです。このシートは片手で簡単に折りたたむことができます。これにより、長い荷物、商品を載せた後でも、さらにもう1名の乗車が可能となります。

今までのものでは、セカンドシートはベンチシートになっていましたので、折りたたんでしまうと一人も座ることができませんでした。このシートですと、長いものを積んでも、もう1人乗車が可能ということで非常に使い勝手がよく、これは趣味で使われるお客さまにとっても使い勝手がいいシートに仕上がったと思っています。

4点目は従来の商用車には無い先進装備です。

スピードメーターにはファインビジョンメーターを採用しています。白とブルーのカラーで非常に見やすいデザインとなっており、スピードメーターとタコメーターの間にカラーの液晶ディスプレーを配置しています。これにより、普段は瞬間燃費や平均燃費といった車両情報を映し出すとともに、リアにカメラをつけることで高いナビゲーションシステムも買わなくとも安全にリアビューを確認できるようになっています。

また、その他に、インテリジェントキープッシュエンジンスターターなどの装備も採用しています。

 

エクステリアでのポイントはキセノンヘッドランプです。これはオプションで設定しましたが、このランプは非常に明るい視界を提供することができます。

運送業、デリバリーの方も含めて、一晩中走ったり、1日仕事を一生懸命されて、夜道を帰ってくることも想定されます。そういったときに安全な視界を提供する1つの道具として、明るいキセノンヘッドランプというものも商用車だからこそ必要という観点のもと用意させていただきました。

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