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アセアン地域でのビジネスの状況について~NMAP、NMT 木村社長インタビュー~

アジア・パシフィック日産自動車会社(NMAP)、タイ日産自動車会社(NMT)、両社の社長を務める木村隆之にアセアン地域における事業の状況と今後の計画について話を聞きました。

 

Q1:日産は2016年までにアセアン地域のマーケットシェアを15%まで高めるという計画を掲げていますが、現在の状況を教えてください。

木村社長

日産のアセアン地域におけるシェアで言いますと、アジア危機以降の2000年代は3%から5%を推移していましたが、2010年度は6%、2011年度には7%、今年は9%という計画に向かって確実に進捗しています。

全体需要が大きくなる中で確実にシェアを達成している現状をみても、計画通りに進んでいるといえます。

 

Q2:2011年度、タイでは販売が前年比18%増と2桁台の伸びをみせましたが、今年度の販売目標10万台は計画通り、達成できそうですか?

木村社長:

今年は10万台以上、マーケットシェアは10%以上を目指していますが、確実に達成できると思っています。

昨年度はマーケットシェアが9.2%でしたが、引き続き「マーチ」や「アルメーラ」といったエコカーの販売が好調ですし、それに加えて、今年はグローバルCセグメントセダンの導入も予定しています。

このような状況をみても確実に10%以上、そして10万台以上を達成できると考えています。

 

Q3: ローカライゼーション(現地化)の重要性についてどのように考えていますか?

木村社長:

ローカライゼーションはアセアン地域にとって、非常にキーになる最も大事なファクターだと思っています。ローカライゼーションを「現地化」としてとらえるのであれば、部品やコンポーネントの現地化だけではなく、現地の人を使った人材や組織の育成ということも含めて重要だと思います。

なぜ重要かといえば、アセアン地域がグローバルの中での車両生産基地、他の地域への輸出基地として、インドや中国と伍して生き残っていくには、価格競争力が非常に重要です。それを実現するための最も重要な要素がローカライゼーション、現地化だと思います。

 

Q4:インドネシアではダットサンブランドのモデルが2014年から販売される予定ですが、市場への影響および期待値について聞かせてください。

木村社長:

ダットサンが投入される国の中での位置づけは、国によって若干異なるかと思います。特にインドネシアにおいては、アセアン地域全体もそうですが、日本車中心の市場でした。

ダットサンが開拓する市場は今まで新車がまったく無かった市場、その価格帯ではお客さまが新車を買えなかった市場に、日本車と同じ品質で投入するというものです。

したがって、確実に新しい市場および需要を開拓していくブランドになると期待しています。

 

Q5:アセアン地域は様々な市場から構成されていますが、多様かつ異なるニーズや需要にどのように対応しているのでしょうか。

木村社長

アセアン地域の大きな特徴として、国別に経済の発展段階は違いますし、自動車市場も大きく異なります。国別のニーズにきちんと応えていくことが大事です。その一方でNissan Motor Asia Pacific(NMAP)*のレベルの高い戦略、ヘッドクォーターとしての仕事も重要だと思います。先ほどお話ししたローカライゼーションに加えて、商品戦略、生産戦略、生産補完戦略といった部分をきちんとやっていかなくてはいけません。

また、タイ、インドネシア、マレーシアなど、既にモータリゼーションが来た国だけではなく、フィリピン、ベトナム、ミャンマーも含めて、これからモータリゼーションがおこる国にどう対応していくのか、積極的にモータリゼーションをおこすことはできないのか、というところも含めて色々とスタディしていくのが、NMAPとして重要な役割だと思っています。

*NMAP: アジア・パシフィック日産自動車会社

 

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