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新型「ノート」開発者インタビュー ~車両開発主管 三由健一 ~

新型「ノート」の車両開発の狙いについて、車両開発主管(CVE)の三由健一に話を聞きました。

三由CVE

我々が注力してきたのは、「デザイン」「ルーミネス」「燃費」で、これはグローバル共通のニーズです。ここをきちんと競争力の高いものを作っていくということが、全てのマーケットに受け入れられると考え、この車を開発してきました。

 「燃費」に関しては、特にグローバルなトレンドでもある”ダウンサイジングエンジン”を採用し、更に”スーパーチャージャー”を組み合わせることで、「燃費」が良く、なおかつ「走り」も両立した車を提供します。

それを支える技術として、「空力抵抗」、「軽量化」、「タイヤの転がり抵抗低減」等、さまざまな低燃費技術を入れ、高い目標の低燃費性能を実現しました。

「ノート」はグローバルに出す車なので、1つのマーケットだけをターゲットに特別な車をつくったわけではありません。世界中のいろいろな環境要件を考慮し、ある意味それを全て満たす”解”をみつけました。グローバルとしてあらゆるシーンを想定して、それを1つの車の形に詰め込んでいます。

安全性能や動力性能、音振性能といった車の基本的な部分に関しても、各マーケットのニーズに合わせてそれぞれ最適なものを見つけて一つのデザインのパッケージの中にいれていくということをやってきました。

我々が目指したのは、1クラス上の部分を感じられるフィーリングです。例えば、静粛性も競合他社と比べて1クラス上を目指しましたし、路面からくる振動についても、サスペンションのストロークを少し多めに取ることで衝撃吸収性を上げ、乗り心地を良くしています。

欧州のようなライドハンドリングに特化した使われ方をされるようなマーケットは、性能を磨くことで、地域それぞれの味付けを入れています。

「ノート」という車は、カテゴリーとしてはコンパクトハッチバックに入りますが、ドライバーだけにフォーカスしたものではなく、後席に座るファミリーをターゲットにした部分にもフォーカスしています。フロントとリア、それぞれのお客さまの使い方、座り方を見てパッケージングしました。

ラゲッジスペースを最適配分するために、寸法は最適なものを目指しました。お客さまが車に乗り降りするときの動作空間を最適にする、例えばリアドアの開口部分を広く取ることにより乗り降りもしやすい、チャイルドシートにアクセスするときの姿勢が楽になる等、改善しました。

視覚的にも、車の中に座ってまわりが見やすいとか、車内での圧迫感を無くす為に、インテリアトリムの形状やシートの形状等を工夫して、広さ間を演出する工夫も実施しました。

Aピラーを前出しすることにより、ウィンドシールドガラスをドライバーより遠く配置することで前方空間の広々感を作りました。また、リアシートに座ったときに、お客さまが車の中に埋もれているような感覚を感じないよう、シートの形状を工夫しました。これにより前が見やすくなり、それが結果的には広さ感につながっています。

インテリアの質感もこだわって作っています。

インストパネル表面の処理も、”マイクログレイン””ソフトフィール”という新しい技術を入れることでプラスティック感が少ない上質な雰囲気の質感に仕上げました。

普段使いのアイテムとしては、アラウンドビューモニターを採用しましたし、大容量のグローブボックス等、一つ一つお客さまが使われるなかで、こういうものがあったほうが良いなとというところを、エンジニアリングとデザイン合わせて考えて、それを形にしてきました。使用されればそれが分かって頂けると信じています。

 

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