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ロシアNo.1を目指して

8月29日、モスクワ国際オートショーが開幕しました。日産自動車のアンディ パーマー副社長は欧州で最も勢いのあるロシア市場とその製造拠点の重要性について言及しました。

Q: これはモスクワ国際オートショーの日産ブースに展示されている新型「アルメーラ」です。日産にとってロシアは大きな市場であり、この「アルメーラ」には様々な期待が寄せられています。ロシアでは近い将来、どのような計画を立てているのでしょうか。

パーマー副社長:

まず、ロシアの重要性について改めて説明させてください。ご存知の通り、ロシアは現在BRIICsと呼ばれるブラジル、ロシア、インド、インドネシア、そして中国の1つです。

いずれの国も経済的に大きな成長を続けていますが、我々はロシアを欧州の一部と捉えており、日産にとって同地域で最大の市場となっています。我々は様々な取り組みを始めたばかりですが、ロシアは日産にとってすでに世界で5番目に大きな市場となっているのです。

現在、1000人当たりの自動車保有率はたったの250台です。アメリカでは800台、欧州全体では600台ですから、人口に対する潜在的な成長力を考えると、非常に大きな期待が持てます。

これまでのところ、日産ブランドはお客さまから好評を頂いていますが、それは主に、「ティアナ」「エクストレイル」「デュアリス」「パトロール」そして「ムラーノ」といったモデルの投入によるものです。我々はブランドに一種のオーラをまとわせたのです。日産は「すべてのお客さまに革新とワクワクを」をスローガンに掲げていますが、「すべてのお客さま」という言葉にもあるように、我々はエントリーカーを必要としていました。

ここに展示されているのがそのエントリーカーです。なぜロシア向けのモデルを開発したかというと、それは明確なニーズがあるからです。大きいサイズで、魅力的な価格、そして、どんな道路状況にも対応できる、そんなモデルが必要だったのです。

例えば160mmの最低地上高を確保する必要がありましたし、ロシアの気候にも対応できるものでなければなりませんでした。特別な腐食防止メッキを採用し、飛び石から車両を守るために、キャビンの下には2mmの鋼板をつけました。つまり、ロシアのお客さまのニーズに合わせて全面的に再設計したのです。

Q: 現地化は今回のメッセージの重要な部分で、ロシアでの現地生産も含まれています。日産はロシアに多額の投資をしています。この発表はどのような結果を生むのでしょうか。

パーマー副社長:

このクルマは市場の流れを一変させる力を持っています。このクルマはBセグメントである「ポロ」と戦うことになります。ご覧ください。サイズはCセグメント並みで、バックドアを開けると広いスペースが現れます。そしてDセグメントの「ティアナ」並の足元スペースを実現しています。このようなクルマを作る場合、原価を抑える唯一の手段は現地化を推進していくことだけです。

アフトワズ社との事業協力により、広い範囲で部品の供給が可能になっただけでなく、同社のトリアッティ工場に新たに作られた生産ラインでの車両の製造が可能となりました。こうしたことにより、我々はこの商品の開発を実現できたのです。C、DセグメントのクルマをBセグメントの価格で作ることができたのは、現地生産の推進とアフトバス社との協業のおかげなのです。

Q: 今年初め、ダットサンはトリアッティ工場での生産も含めたロシアでの計画を発表しました。ロシアはダットサンにとってどれくらい大きな市場になりえるのでしょうか。

パーマー副社長:

生産台数の3分の1がダットサンになるでしょう。中期的には、2014年に発売予定のダットサン2車種で10万台は期待できると思います。我々の目標は10%の市場占有率を獲得することで、生産台数は約40万台となります。

また今年はすでに約18万台を販売しています。このクルマだけで控えめにみても7万台、さらにダットサン車が10万台、そしてまだまだ新しいクルマも登場します。この市場の中で、非常に重要な部分を獲得することができるでしょう。

なお我々は日本車でNo.1になるという明確な目標を立てており、それは達成できると考えています。次のステップはヒュンダイとキアを押さえて、アジアメーカーでNo.1になることです。それは可能だと思っていますし、ロシアで最大の海外ブランドを目指すことも無理ではないと思っています。そのための資産もありますし、クルマもあります。アフトバス社との事業協力もありますから、十分可能だと思っています。

Q: 最近、ロシア経済に関するポジティブなニュースを数多く耳にします。今から5年先、ロシアはどうなっていくと思いますか。

パーマー副社長:

私はロシアが近い将来、欧州最大の市場になると確信しています。特に欧州の他の地域が厳しい状況に直面している今、2013年か2014年には実現するのではないでしょうか。大きな市場ですから、これからも加速し続けることでしょう。

人口の規模や、1000人に250人がクルマを所持していることを考えてみてください。彼らは1000人に800人がクルマを所持しているアメリカのようになりたいと望んでいます。潜在力は莫大です。中国のような市場にはなれないかもしれませんが、かなり近いところまで来るのではないでしょうか。

 

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