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北米国際自動車ショーでゴーン社長が2013年の展望を語る

デトロイトで開催された2013年北米国際自動車ショーでゴーン社長はEV販売から経済状況まで、幅広く今年の展望について語りました。

Q1: 2013年の日産の最大の好機は何ですか?

ゴーン社長

2013年は数多くの好機に恵まれます。今年は力強い成長を回復できるでしょう。無論、2012年も一定の成長を果たしましたが、残念ながら当初の期待ほどではありませんでした。ご存じのように、2012年は複数の逆風に直面しました。最大の逆風は日中関係で、その結果、中国における当社の販売は悪影響をうけました。

2013年は中国で成長を回復し、ロシアでは、先日発表しましたアフトワズへの出資をはじめ、市場を更に開拓し、インドでは販売を伸ばし、ブラジルでは新工場の建設が進みます。従って、2013年は目覚ましい成長を実現できるでしょう。

Q2: 日産にとっての逆風である円高と中国の情勢は、どちらも回復の兆しを見せています。今後の見通しを教えてください。

ゴーン社長

この二つの問題に関して、2013年は明るい兆しが見えてきています。日本円は徐々に、より中立的な水準に戻りつつあります。無論、1ドル88円は1ドル78円よりは有利ですが、円ドルレート100円の水準に達しない限り、中立的なレベルとは言えません。

確かに中国の状況は回復しつつありますが、私どもが求めているのは問題の根本解決です。中国は今や、世界第二位の経済国です。一方、日本は第三位です。両国関係によって、昨年9月から10月の状態が発生するようなことがあってはなりません。確かに、状況は徐々に改善しているものの、当社が働きかけを行っているように、両国が過去を水に流し、真の協力関係を築き、経済関係が、政治的な関係に優先される状態になることを切に願っています。

Q3: 2013年式の日産リーフが発表されましたが、これにより電気自動車の販売はどうなりますか?

ゴーン社長

当社の取り組みはいずれも電気自動車の販売に貢献しますが、これは想定通りです。当初から、日産リーフとバッテリーを全て日本国内で生産して、世界中に出荷することは考えていませんでした。電気自動車の浸透には、現地生産が必要であることは織り込み済みでしたので、計画を実行に移しているところです。

米国でクルマを生産したほうが、日本で組み立てて、輸出するより効率的且つ低コストです。テネシー州で日産リーフとバッテリーを生産し、モーターも米国内で作ることで、原価低減を実現し、車両価格を下げることができます。日産リーフは高すぎるというお客さまからの声に対応し、台数拡大に努めなくてはなりません。2012年、日産リーフはグローバルで22%台数を伸ばしました。つまり、日産リーフの販売台数は、2011年に比べ、2012年は22%上回りました。米国だけを見てみると、販売増は僅か1%でした。

これが、2013年には、米国でも、グローバルでも、より大きな台数増を果たす見込みです。なぜでしょうか?それは当社がお客様の懸念に対応していくからです。「値段が高すぎる」というご指摘に対し、価格を引き下げています。「どこで充電できるのか」というお客さまの声もあります。充電インフラの整備については、米国のみならず、世界中で、地方自治体に働きかけています。航続距離に不安を感じるお客様もいらっしゃいます。従って、当社はより信頼性の高い残存距離の情報を発信していきます。また、4時間で充電できる装置を開発中で、改善の取り組みを続けています。

電気自動車は、自動車産業の要となる技術です。当社は本領域のリーダーとしての地位を確立しています。電気自動車を主流にするべく取り組んでいます。

Q4: 今年、日産自動車は創立80周年を迎えます。これまで、日産は厳しい環境下、生き残るだけでなく、成長できることも証明してきました。残る「壁」は何でしょうか?

ゴーン社長

今後も、数多くの目標を達成していかなくてはなりません。創立80周年を記念する年を、会社が健全な状態で迎えることができて大変うれしく思います。ご存じのように日産は、1999年に瀕死の状態にありました。しかしながら、大勢の従業員が会社の再生に取り組んでくれたお蔭で、飛躍的な変貌を遂げ、今の日産があります。これで全てをやり遂げたかと言うとそうではありません。日産にはまだまだ成長する余地があります。

当社は、更に力をつける潜在力を秘めています。ブランド力を向上させ、より強力なブランドに育てる力があります。これはニッサン・ブランドに限ったことではありません。インフィニティ・ブランドも然りです。また、ダットサン・ブランドも復活します。当社にはもはや、ハンディキャップはありません。既に会社の基礎を立て直し、確かな土台の上に立っています。

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