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SUPER GT 連覇の軌跡

SUPER GT 2012年シリーズチャンピオンを獲得したS Road REITO MOLA GT-Rの柳田真孝選手、ロニー・クインタレッリ選手は同じ組み合わせのドライバーで日本のGTレース史上初の2連覇を達成しました。その天王山となったオートポリスでのレースを振り返るドキュメンタリー。

台風の接近により九州のオートポリス は濃霧に覆われ、午前の練習走行セッションは中止となったばかりか、決勝レース自体の開催も危ぶまれるほど。

ディフェンディングチャンピオンのロニー・クインタレッリ選手と柳田真孝選手は、この悪天候と不利なスターティンググリッドにより、第7戦で勝利を収めるのは容易でないことは覚悟していました。
柳田選手は、MOLAチームは2011年にGT500クラス総合優勝を果たしたものの、2012年シーズン序盤の戦績は芳しくないと振返ります。
「2011年もチーム全員力を合わせて一緒になって頑張って、やっとチャンピオン取れて、2012年を迎えたんですけど、同じチームにチャンピオンを取らせないようにと他のチームも戦っていたので、その中で勝ち抜くというのは、ハードでした」と語りました。

実際、日本のGTレース史上、同じドライバーの組み合わせで2連覇を達成したチームはありません。クインタレッリ選手は第4戦まで自身でも達成不可能と思っていました。
「第4戦の菅生でやっとシーズン初の3位表彰台でフィニッシュすることができました。通常チャンピオンにとって三位というのは最高の結果ではありません。ただこのレースに関しては、まるで優勝したかのように大喜びました。今考えれば、あれが今シーズンの転機でした」と語りました。

その後、伝統の一戦である鈴鹿1000kmレースで二人はシーズン初の優勝を果たし、チームはようやくタイトル争いの軌道に戻りました。

最終戦の1つ前、第7戦オートポリス決勝日の昼ごろには天候も回復しましたが、コースは引続きウェットで勝負の行方は一層不確実な状態でした。

セーフティーカー先導によるスタートとなった決勝レース開始時、「S Road REITO MOLA GT-R」のポジションは10番グリッド。
スターティングドライバーのクインタレッリ選手は落ち着いて7位まで順位を上げましたが、コンディションが悪化していく中、MOLAチームは24周目前後でドライバー交代を決意しました。

柳田選手はミシュランタイヤの性能を限界まで発揮させながら、攻め続けてラップタイムを縮めていきました。
51周目では5位だった柳田選手は、残り7周で2位までポジションアップ。
一方、今季初の優勝を渇望していた中山友貴選手が駆るダンロップを履いたホンダの32号車EPSON HSVはトップを死守していました。
クインタレッリ選手がピットでパートナーを見守りながら刻一刻と残り時間も– またレースシーズン自体も –終盤に近づいきました。

最終ラップで柳田選手はチーム全員の期待を裏切りませんでした。わずかなチャンスを見つけ、間隙を縫ってトップチェッカーを受けました。
この優勝により、柳田選手とクインタレッリ選手は再び栄冠を手したと同時に、GTレース史上初の連続チャンピオンの称号を獲得しました。
2013年シーズンはNISMOチームに所属するクインタレッリ選手は、同じく柳田選手とともに三連覇をする兆しが見えたと、このように自信を覗かせました。

「引続きチームメイトの柳田さんがいて、NISMOの協力なサポートとミシュランがあれば、正直、怖いものはありませんよ!」

 

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