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震災から2年:日産プリンス宮城石巻河南店遠藤店長インタビュー

東日本大震災から2年経ち、津波の被害に遭った日産プリンス宮城販売株式会社の「石巻港店」は内陸の「石巻河南店」に移転して再出発していました。

遠藤敬二店長に、1年ぶりにインタビューし、地域の復興状況について話を聞きました。

Q: 地域の復興の状況と店舗が果たした役割について

遠藤敬二店長:

石巻市の復興は順調に進んでいると思います。ウチのお店の近くで埋め立てをしており、今も土地の改良が進んでいますので、家を喪失された方はこれからまた建てる準備に入っています。
郡部の浜の方に行きますと、家を片付けただけの地域もありますし、まだ基礎が残っていて、片付けも進んでいない所もあります。沿岸部に行くほどそのような格差は広がっていると思います。

東松島も石巻市にも(仮設住宅に 住まれている方は)いまだに多くいらっしゃいますよ。今、(再建が)始まっているんです。今着工したばかりなので、まだこれからだと思います。仮設住宅は寒さと熱さ(が一番大変)だと思います。とにかく「熱いし、寒いし」と(住んでいる方は)言っていました。

私の妹も仮説住宅に入っていますが湿度があると天ぷらが揚げられないと言っていました。天ぷらの鍋に天井から水滴が落ちてきて、はねるんです。結露してしまって。それは大変ですよ。今まで台所でしていた仕事は仮設住宅になると全然違うよ(って言っていました)。それは仮設住宅に入らないと分からないと言っていました。

たぶん、ここにまた2年後に来たら『へえ、こういう風になったんですか』というくらい、高速を降りてくるとパアッと住宅が並ぶようになると思います。ここはそういう地域です。

新しい店舗をここに移させていただいたのは、本当に会社の計画です。場所的にものすごく良かったという形です。フリーのお客さんもたくさん来ていただいていますし、たまたまこの店舗は津波が来なかった地域なので、お客さまは安心してこちらに修理も預けていただいております。持ち込みしていただくお客さまもすごく増えているのも確かです。市街地であり、また、インターが近いということで、遠方からおいでになるお客さまも増えているのも確かです。

そういう意味で、従来のお店よりはフリーの来店も増えていますし、若干お客さまの量も増えていると思います。

(社員たちとは)やはり震災でしたので、忘れないようにそれを残していき、とにかく逃げるということを教訓にと思ってやっています。

ここは震災があってから2回くらい津波警報で避難したことはありますが、やはり沿岸部の人は実際に避難すると(クルマを使ってしまうので)すぐ道路が混むことは未だに変わりありません。ウチの店は反対に(津波)が来ても、ここは来ないよね、ということでお客さんも津波警報が出ても逃げませんし、反対に「ここにいさせてね」といって2時間くらい解除までここにいたこともありましたね。

Q: 震災後の自動車への需要と現在の状況について

遠藤敬二店長:

今は震災後の特需のお客さまに供給するというクルマの売り方ではなく、やはり落ち着いてきたので、(今多いのは)次のステップの今のクルマの代替えです。

震災直後は特需ということで中古車もつかまされてきて、とても修理代が出てダメだとか、そのような人の代替えが多いです。

ここは11月にオープンしましたが、受注は会社の計画の約120%くらいで毎月達成することができるくらい、この店はフリーも多くてスタッフも助かっております。

Q: 地域経済の状況について

遠藤敬二店長:

建設(業界)の方は確かに上向きで、県内の土木関係のお客さまは多く来ていると認識しております。ただ、昔からの水産業の方の会社はまだ復興していないので、失業していらっしゃる方もたくさんいらっしゃいます。今はたぶん60%くらいまでしか水産業は復興してなのではと思います。だからその辺の方々がもう少し復興すると、もう少しそちらのほうの需要が延びるのではないかと思います。だから地域的には建設業はいいことは私どもも実感していますが全体的にどうかときかれたら少し考えますね。

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