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上海モーターショーに見る中国自動車市場の潮流

アジアで最大級と言われている上海モーターショーには、今回も自動車各社から多彩な車種が出展されました。

日産が初公開したコンセプトカー「Friend-ME(フレンド・ミー)」は、長期にわたる市場調査を基に、中国の新しい世代を対象に北京のデザイン拠点を中心に企画されたものです。

日産のアンディ・パーマー副社長は、「Friend-ME」が最新のITに精通した、現代の若い中国人消費者を対象にしていると語りました。

パーマーは「このコンセプトカーは中国市場を主眼に置いて企画されました。このクルマは「八零后(バーリンゴ:「80後」)」世代、つまり一人っ子政策時代に生まれた方々の ためにデザインされたクルマです」と語りました。

東風日産の自主ブランドである「ヴェヌーシア」は、エコカーのラインアップを出展した上で、中国における電気自動車のリーダーシップを目指すという計画も前面に出しました。

任勇副総経理は、東風日産が中国トップのEVメーカーを目指しており、そのためのロードマップも出来上がっていると胸を張ります。

勇は「今年度の後半には広州や大連といった主要都市で新しいヴェヌーシア電気自動車を導入します。そういったキャンペーンを通して、2015年には大規模な電気自動車の市場展開を行いたいと考えています」と説明しました。

約80万人もの来場者が見込まれる上海モーターショーでは2,000以上の出展企業が自慢の商品を、それぞれ趣向を凝らした方法で訴求していました。最高級や庶民向け、実用性重視やインパクト性を求めた展示まで、実に色彩豊かです。

現状の中国は、今後も成長が予測される世界で最も混雑した市場の一つと位置づける一方で、将来的には多くの合併が行われるだろうと自動車産業アナリストのマイケル・ダン氏は予測しています。

ダン氏は「ブランドが多すぎため、今後は合従連衡は余儀なくされるでしょう。米国を含めた世界のどこよりも中国は自動車ブランドが多いのです。市場が広大すぎたので、これまではあまり優れていなくても生き残れました。そしてこれほどまで増えたのです。しかし生産能力過剰の問題が浮上し 売上が減るようになれば、弱小企業は生き残れなくなります」と説明しました。

14億の人口を誇る現在の中国では、市場の一部を抑えるだけでも有益な事業と呼べますが、関税が高いこともあり現地化が今後進むのは必須でしょう。

今年2,000万台の自動車が 中国で生産されると予想されます。つまり、今年もこの1.3兆ドル市場の大部分は中国市場を対象にした車種が占めることになりそうです。

上海モーターショーハイライト映像

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