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プサンで好調のルノー・日産アライアンス

ルノーサムソンのプサン工場

プサンやソウルの街を走るクルマを見ると、韓国の自動車市場の過酷な競争を伺えます。

大手のヒュンダイやキア、そして規模はやや小さいながらのルノーサムソンなど、過去10年間でブランドを築き上げたメーカーはいくつもあります。

しかし、より大きな業績を上げる鍵は海外市場にあります。

韓国の自動車産業は生産台数では世界5位、輸出台数では6位です。

輸出は6月までの1年間で3.7%上昇しましたが、国内全需は減少し、生産力に余りが生じました。

そのため、ルノーサムソンは、アライアンス・パートナーである日産と組み、日産「ローグ」をプサンの工場で生産し、北南米や台湾へ輸出することになりました。

製造ラインのモデル検査を行うイ・ヘジン常務取締役

小型クロスオーバー「ローグ」はルノー「ラティテュード」や「コレオス」など、4車種が生産されている工場で組み立てられます。そして、ローグはプサン工場から初めて米国に輸出される車種となります。

常務取締役のイ・ヘジンは、製造ラインの準備は着々に進んでいると言います。

イは「10月には、「ローグ」を この工場で生産試作します。これまでの訓練と準備の成果を見極めることになります」と意気込みを語りました。

イは、ローグが生産開始することによって、プサンがアライアンスの強力な輸出ハブとなることを期待しています。

現在プサン工場は年間25万2千台の生産能力を誇りますが、現状の稼働率は60%にとどまっています。ローグの生産を開始することで、来年はさらに2万5千台の生産数が見込まれます。さらに、2015年には現在より8万台増加することが予定され、プサン工場の生産車のラインアップが充実します。

ハダンのチェ・ジェミョン支店長

しかし、一方でルノーサムスンが通貨と賃金の上昇する厳しい国内市場競争への対応を迫られることには変わりありません。

また、 海外のメーカーは韓国市場において健闘しており、現在の市場シェアは10%に上ります。

しかし、プサン市ハダン支店長のチェ・ジェミョンは、ルノーサムソンの商品は品質と安全性の高さに定評があると自信を見せています。

チェは「ルノーサムソンは、ダウンサイズされたエンジンを搭載した新型のSM5 TCEを発売しました。走行性能と燃費性能の高さ によってお客さまやメディアから注目されています。そのおかげで販売の滑り出しは好調です」と語りました。

同社のフランソワ・プロボ社長は、国内販売と輸出に関する同社の努力はまだ始まったばかりだと言います。

ルノーサムソンのフランソワ・プロボ社長

プロボは「アライアンスにとって輸出ハブになるには、高品質にこだわらなければなりません。次に、競争力がなければなりません。今までは、プサン工場は競争力に欠けていました。輸出ハブになろうと思ったら、より競争力がなければなりません。アライアンスの中で最も優れた工場の一つでなければなりません。それが我々の挑戦です」と説明しました。

ローグの生産が立ち上げは、ルノーサムソンにとっての挑戦の開始を意味します。

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