2014年9月4日
モスクワ国際モーターショー出展概要
ロシアはニッサン、インフィニティ、そしてダットサンの3ブランドを抱える唯一のヨーロッパ市場です。
モスクワ国際モーターショーでは、今年も様々な主要ブランドが出展しました。
サンクト・ペテルスブルグで生産されている、ロシア初の国内生産ハイブリッドのニッサン「パスファインダー」もついにロシア市場デビューを果たしました。
2.5リッターのハイブリッドエンジン、または3.5リッターのガソリンエンジンが搭載されます。
パスファインダーとセントラの生産により、2016年までにロシアにおける現地生産率を90%に引き上げるという目標に近づきます。

ハイブリッドエンジンを搭載したニッサン「パスファインダー」
欧州日産のポール・ウィルコックス常務は、日産の商品戦略は、ロシアのお客さまのニーズに的確に応えることだと語りました。
ウィルコックスは「ロシアのためのデザイン、エンジニア、そして生産をロシアで行うことで、日産はロシアのお客さまに直接訴えかけています。
クロスオーバーの販売は順調ですし、4WD車の長い歴史があります。さらに、より確実で強力な商品ラインナップでブランドを補完しています。
セントラの導入により、市場での存在感を強め、さらに4WDの伝統を引き継ぐパスファインダーは弊社の地位を確かなものにします」と説明しました。
トリアッティ工場で主に生産されているダットサンにとって、アフトワズ社との協力は重要です。

新型「セントラ」の披露
今回初出展を果たしたダットサンは、新型「mi(ミ)-DO(ドー)」を披露しました。
ダットサンの最初のロシアモデル、「on(オン)-DO(ドー)」セダンの生産開始のわずか数ヶ月後の披露となり、ショーの9台のワールドプレミアのうちの1台です。
「mi-DO」はブランドの特徴である「Dカットグリル」を搭載し、より「アクティブ」で「スポーティ」なデザインと実用性を求めるお客さまを意識しました。
ダットサンブランドのグローバル責任者、ヴァンサン・コベはダットサンがモーターショーに参加する意義と、ロシアで発売される2つのモデルを始め、同ブランドの戦略を説明しました。
コベは「この国では新車を購入することは、まだ夢の1つです。日本製の自動車のような高品質で低価格な商品により、より多くの方にその夢を追いかけていただくことが可能となり、私たちはその夢の実現に一役買いたいのです。

「mi-DO」を披露するダットサンのグローバル責任者、ヴァンサン・コベ
ダットサン「on-DO」の目的はロシアの5ドアセダンのボディタイプに日本製のデザインと品質を合わせることです。
「mi-DO」はよりコンパクトで、よりダイナミックなデザインの5ドアハッチバックです。若い世代の、よりモダンなロシアに住む男女共通のニーズに応えたモデルです。
モーターショーは8月29日から9月7日まで開催され、100万人以上の入場者が期待されています。
https://www.youtube.com/watch?v=9pO2JkBMXl4